ども、ヒデです。
両面テープが必要になったとき、選ぶの難しいと感じませんか?
両面テープは、ホームセンターなどで売られていますが、実際に売場に行くと、たくさん種類があるのに驚くかと思います。
「これ、どれ選べばいいの?」
…となります。
ということで、現役ホームセンター店員をしてます私が両面テープの選び方についてお伝えしていきたいと思います。
貼る素材を確認する
まずは、何と何を貼り合わせるのかを確認しましょう。
紙や木材、プラスチックや金属、コンクリートなどなど…
しっかりと貼るもの同士の材質を把握しておきましょう。
これがあいまいだと、選ぶときに困ることがあるし、買って貼ってみたけど、すぐに剥がれた、つかなかったなどということになりかねませんので、しっかりと確認しておきましょう。
両面テープの粘着の強度の表示を確認する
両面テープのパッケージには、粘着の強さを表す表示があるものがあります。
「強力」
「超強力」
…と、書かれているものがあります。
その表示どおり、基本的には「強力」より「超強力」の方が強いです。
粘着の強い両面テープを求めているのであれば、これらの表示のあるものに絞り込むといいです。
逆にこういう表示のないものは、一般的には紙や木材などに使う工作用の両面テープ、または剥がしてものり残りしないものなどがそれにあたります。
平面なのか凹凸面なのか?
これも重要ですね。
貼りつける下地が平面なのか?
ボコボコとした凹凸面になっているのか?
いくら強力な両面テープでも凹凸面に対応していないと、剥がれてしまう恐れがあります。
両面テープには、凹凸面OKの両面テープがありますので、平面でなければ、そちらを選びましょう。
ただし、ザラザラした面などはいずれも使えない場合もあるので、その辺も確認しておきましょう。
基本的には、平面だろうが、凹凸面であろうが、表面がつるっとしているのが前提ですね。
使用する場所は、屋内なのか、屋外か?
ここも重要ですが、、
屋内で使用するのか?
屋外で使用するのか?
これもほとんどの両面テープのパッケージには屋内用、屋外用と書かれているので、ここも確認しておきましょう。
これを間違えると、せっかく貼ってもすぐ剥がれてしまうということになります。
両面テープを貼るときの注意点
ここからは、両面テープを貼るときの注意点ですが、基本中の基本でまず、貼る前に下地の表面をキレイにしましょう。
少しでも汚れが残っていたり、濡れていたりとしていると、剥がれる、つかない原因になります。
いくら適した両面テープを選んでいても、すぐ剥がれてしまう、しばらくして剥がれ落ちたなどということになりかねません。
プラスチック素材は使えないものがある
プラスチックにも注意が必要で、使えるものと使えないものがあります。
使えないものは主に
ポリエチレン
などです。
両面テープの裏面を見てもらうとわかりますが、ほとんどの表記にこの材質は使えないと書かれている場合がほとんどです。
ただし、これらの使えない材質も使える専用の両面テープがあるので、それを選べば問題ありません。
しかし、プラスチックは材質が何かというのがわかりづらいのが難点。
衣装ケースなどのプラスチックの加工製品には、材質が何でできているかの表記はされていますが、一部表記がないものも多く出回っていますので、わからないことの方が多いです。
その場合は、先ほどのポリプロピレンやポリエチレンでも使えるプラスチック専用の両面テープを選ぶようにするといいでしょう。
貼る面積、負荷がかかるのかどうかも重要
両面テープを貼る面積というのも重要で、いくら使える両面テープを選んだとしても、いくら超強力な両面テープだとしても、貼る面積、接着面が小さいとその分強度自体も弱く、結果的にすぐ剥がれてしまうということになります。
後は、貼ったものに対して負荷がかかるのかどうかにもよりますね。
常に振動が加わるとか、重さが加わるところとか、そういう場所でかつ、貼った面積が小さいとなると、正直厳しくなってきます。
無負荷であれば、大丈夫でも負荷がかかると剥がれてしまうなんてことも十分あり得ます。
これは、接着剤でも同じことが言えます。
接着面が小さいとその分強度も弱い。
そもそもの話にはなりますが、このことも頭に入れておく必要があります。
それから、負荷がかかる場所の場合、貼り付けて1日は無負荷状態にしておきましょう。
例えば、両面テープでフックを取り付けた場合、接着してすぐにものを掛けたりしないようにするということです。
できれば、接着して1日はそのままにしておいて、翌日から使用するようにしましょう。
時間をおいたほうが、接着面がより密着するので、その分強度も上がります。
最後に
両面テープは、用途にあわせて選ぶことが重要です。
強度もパッケージに表記されていますので、それを参考に購入する両面テープを絞り込む。
さらに、両面テープを使用する材質、場所、接着面なども把握した上で選んでいくといいでしょう。
材質によっては、どうしても使用できない場合もあることも気をつけておきましょう。
使える両面テープを選ぶのも重要ですが、貼る場所の表面を事前にキレイにしておくこともとても重要ですね。
以上のポイントを踏まえた上で、両面テープを購入、使ってみましょう。
そうすれば、おおかたきちんと設置できるのではないかなと思います。
ということで、今回はここまで。
それでは。