ヒデ通信

ホームセンターで働いてるアラフィフオヤジが、ホームセンターのことやらホームセンターで取り扱っている商品の使い方や知識やらを書いていくブログです。

【ホームセンターで働きたい方、必見】ホームセンターで働くと腰痛になりやすい。腰痛を防ぐ為に気をつけることを伝授

ホームセンターで働いていると、腰痛になりやすいです。

 

私も、もれなく腰痛持ちでして、数年前にセメントをお客様のトラックに積み込みしてる際にヘルニアを発症。およそ1ヶ月ほど歩くのも困難で、当時は大変でした。

 

現在は再発はありませんが、もうコルセットは欠かせませんね。

 

コルセットなしでは、重いものは持てないですね。

 

ドクターストップがかかっており、コルセットなしで職場での重い商品の持ち運びはしないように言われております。

 

まあ、そんな感じで私の場合をお伝えしましたが、ホームセンターで働くにあたって、腰痛との関わりが出てくる可能性が高いです。

 

というわけで、今回はホームセンターにおける腰痛についてお伝えしていきたいと思います。

 


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ホームセンターには、とにかく重い商品が多い…

ホームセンターで取り扱っている商品というのは、重い商品がたくさんあります。

 

そんな腰を痛めやすい重い商品をいくつか挙げてみます。

 

①セメント、砂利など

重い商品と言えば、これですね。

 

お客様が購入されると、

「積み込みお願いします!」

と、レジ打ちの人からインカム(無線)で連絡が入り、大抵男性従業員が積み込みに行く事になります。

 

重さは約25キロあり、工事業者の方が購入された場合は、複数購入される場合が多く、これを10袋、20袋と積み込みしないといけません。

 

しかもセメントだけでなく、いっしょに使う砂利や砂もセットで購入されるパターンも当たり前で、合わせて積み込みしないといけないこともよくあります。

 

ちなみに、砂利や砂も土のう袋に入っており、これらも1袋あたり約25キロほどあります。

 

しっかりと気をつけて積み込みをしないと確実に腰がやられます。

 

もっとも油断大敵ですね。

 

②用土

用土とは培養土などの土のことですが、これらはさまざまな大きさがあり、軽いものは問題ありませんが、大きなものとなるとやはり20キロ近くなるものが多数あります。

 

こちらも一般のお客様でも10袋買われたりなんてのもザラですので、セメントとかまではありませんが、数量が多いときは気をつけないといけません。

 

③観葉植物

観葉植物は8~10号鉢あたりになると、背丈も2メートル近くなるものもあり、その分重さもあります。

 

車に乗せるときは背丈がある分、傾けて乗せたりしないといけない場合があり、そういうときに変な体勢になる時があるので、その時に腰をやってしまうかもしれなかったりします。

 

④ブロック、レンガなどの石材

ブロックやレンガも1個あたりはそうたいした重さではありませんが、これらも売れるときは数十個、多ければ百個単位で売れることが大半なので、結構キツイです。

 

もちろん、従業員も複数人で積み込むことにはなりますが、まあ、大変ですね。

 

石材で一番ヤバイのは、みかげ敷石ですかね。

 

1個あたりが半端なく重い…。

 

1個のサイズが、

タテ30センチ

ヨコ60センチ

というやつがありますが、

もうこれがヤバい。

 

本当に腰をやっちゃいますね。

 

コルセット装着してても、これはヤバいと個人的には思います。

 

⑤ベニヤ板などの木材

ベニヤ板といっても、サイズはさまざまなありますが、ここで言ってるのは、

 

ヨコ約90センチ

タテ約180センチ

ある板のことです。

 

1~2枚程度なら、なんてことはありませんが、これも工事施工業者のお客様とかだと、数十枚購入されることもしばしばあります。

 

サイズも大きいため、無理な姿勢にならないように確実に運ぶ必要がありますね。

 

⑥塗料

塗料もまた、重いもので14キロ、18キロ(一斗缶)とかあったりとヘビーな商品がズラリとあります。

 

これも腰を痛めやすい重さなので、運んだり補充するときには注意が必要です。

 

⑦車のバッテリー、オイルなど

車のバッテリーも種類によって大きさもさまざまありますが、中には液体が入っているので、やはり重いですね。

 

あとは、エンジンオイルなども塗料と同様に缶入りで、めちゃ重いです。

 

⑧金庫

金庫…

超ヤバいですね。

 

小型で20キロ、30キロのものもあれば、中型になると、90キロあるものもあります。

 

このあたりまでの重さの金庫を販売しているホームセンターが多いかなと思います。

 

今ではメーカーが配送の手配までしてくれるのでいいのですが、10年前とかは、自分達で配達に行ってましたね。

 

二人がかりで、90キロある耐火金庫を5階のアパートに住んでいるお客様宅へ配達に行ったときのことを思い出しましたが、あれは地獄でしたね。

 

エレベーターがありませんでしたから…。

 

階段を二人で抱えながら、少しずつ上がって運んでいったのを今でも覚えてます。

 

あれはもう、二度としたくありませんね。

 

⑨切り売りカーペット、クッションフロア

切り売りなので、巻きで入ってきますが、これを補充する場合、専用のバーに通して専用の什器に引っ掛けるのですが、90センチ幅のもの、180センチ幅のものとあり、基本的には二人で補充します。

 

ここで問題なのが、一番高い位置に180センチ幅のものを掛ける時が大変です。

 

だいたい30メートル巻きになっているのでその分重さもあり、二人がかりで高い位置へ持ち上げて什器に掛けるのがとにかくしんどい。

 

背を伸ばしてする作業なので腰は痛めにくいですが、地味に体力を消耗します。

 

⑩折りたたみベッド

折りたたみ式のベッドも重いです。

 

特にマットレスの厚みがあるものや、宮付きのものとなるとその分重さも増します。

 

二人で運ぶ場合は楽勝ですが、手空きの従業員がいなくて、ひとりの場合は大変です。

 

ひとりの時は、特に気をつけないと腰をやっちゃいますよ。

 

⑪ペットフード、猫砂

ペット用品も重いやついろいろあります。

その代表的なものは、まずはペットフードです。

 

ペットフードも大きいものだとドッグフード、キャットフードで約10キロくらいあるものがあったり、さらに重いのは、ニワトリのエサで、20キロ近くの重さが、あります。

 

猫砂も鉱物系のやつだとかなりの重量物で、よく売れますので、補充頻度も高く、補充そのものが重労働になる商品のひとつですね。

 

⑫飲料水

ほとんどの最近のホームセンターでは、食料品も取り扱ってます。

 

そのなかで重いものとしては、ケース入りの飲料水ですね。

 

水やお茶、ジュースなど約2リットル入りのペットボトルが1ケース6本入り、500ミリリットルのものであれば、1ケース24本入りであることがほとんどで、それをひたすら売場に積み上げて補充するときも大変ですね。

 

 


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腰痛になりにくくするための工夫

このようにホームセンターでは、さまざまな重い商品を運ぶ機会があります。

 

ホームセンターで働くとなると、自然と腰痛になるリスクというのは高くなります。

 

でも、日頃の心がけや対策で腰痛を防ぐことは可能です。

 

それでは、腰痛になりにくくするために気をつけることについてお伝えしていきたいと思います。

 

①しっかりと重いものを持つと意識を集中する

重いものを運ぶときは、とにかく集中しましょう。抱えるときの姿勢、腕の力の入れ方などしっかりと意識しながら、確実に1個ずつ運ぶようにしましょう。

 

意識が散漫だと、しっかりと力が入らない、中途半端な姿勢になるなどして、腰痛の原因になりかねません。

 

怪我のもとにもなるので、確実に運ぶように全集中していきましょう。

 

②ちゃんとかがんで持ち上げる

腰を痛める姿勢というのが、立ったまま、腰だけを曲げて(中腰状態)重いものを抱える時になりやすいです。

 

なので、低い位置、地面にあるものを抱えて運ぶ場合は、しっかりと足を曲げてしゃがみ込んでから重いものを抱えるようにしましょう。

 

場合によっては、膝をついてもいいです。

 

ちゃんとしゃがんだり、さらに膝をつくことで、重いものの負荷が腰だけでなく、足や膝の方にも分散されるので、腰を痛めるリスクは大幅になくなります。

 

私の場合もそうしています。

 

そのおかげもあってか、ここ数年は腰痛にならずに何とかやっていけてます。

 

③重いものを持ったまま体をひねらない

これもまた腰をやっちゃう原因のひとつですね。

 

重いものを抱えたま腰をひねってしまうと、かなりの高い確率で腰を痛めてしまいます。

 

重いものを持ったまま、からだの向きを変えたいときのポイントとしては、腰をひねるのではなく、足を動かして、全身の向きを変えましょう。

 

腰痛は、いかに腰を重いものを持った状態で無理な姿勢で曲げたりひねったりしないことかが重要です。

 

④台車をできるだけ利用する

基本的に重いものを運ぶときは台車を使いましょう。

 

無理して重いものを、長い距離持ち運びするのは、腰痛の原因になるので、できるだけやめときましょう。

 

空いた台車がないのなら、商品は乗せてあるが使ってない台車があれば、いったんその商品を降ろして空けて、運ぶ商品を乗せて運ぶようにしましょう。

 

というような具合に、できるだけ無理、無駄のないやり方で体にも負担がいかないように常に意識をしながら、日々の作業をやっていくことが大事です。

 

⑤ひとりでがんばりすぎない

これもまた基本的な考え方のひとつで、ひとりでちょっと厳しそうな重たい商品や大きな商品、長尺もの商品を運ぶ場合は、助けを呼びましょう。

 

無理してひとりでやろうとすると、そういう場合こそ、腰をやってしまうきっかけとなる確率が高くなります。

 

どうしてもひとりでしないといけない場合は、焦らず着実にひとつひとつの動作に気をつけながら、運ぶようにしましょう。

 

⑥腹筋、背筋を鍛えるまたはコルセットを着ける

腰痛を引き起こす原因のひとつにそもそも腹筋、背筋が弱いということがあります。

 

なので、日頃から腹筋、背筋を鍛えるようにしましょう。

 

なかなか、筋トレなんてできないよという場合で腰痛に不安な方はコルセットを着けるといいです。

 

コルセットでしっかりと腰をホールドしてあげることで、重たい商品を持っても腰痛になりにくくなりますのでオススメです。

 


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ホームセンターで働きたいあなたへ

という感じで、ホームセンターでは、たくさんの重たい商品があります。

 

ホームセンターで働くということは、これらの重い商品を取り扱うことになります。

 

腰痛のリスクは確実に上がります。

 

ですが、ひとりで無理をせず、人に頼ったり、使える道具は極力使用するなどしてやっていけば、その分腰痛のリスクは間違いなく下げることはできます。

 

ホームセンターで働いてみたいなと検討中であれば、こういったリスクがあることを念頭に入れて、実際に働いてみてくださいね。

 

それでは。