ども、ヒデです。
ホームセンターで働いて、いていろいろとお客様にたずねられますが、やはり商品の使い方、選び方についてよくたずねられますね。
そのなかでも比較的多いものが、電動ドライバーの選び方や使い方です。
ホームセンターで電動工具売場を見てみるとさまざまな電動ドライバーが販売されています。
これを見たとき、、
正直どれ選べばいいの?
となるはずです。
電動ドライバーを買いにきたけど、どう違いがあるのかわからないかと思います。
そこで、今回はホームセンター店員でもある私が電動ドライバーの選び方、使い方についてお伝えしていきたいと思います。
電動ドライバーの主な使用目的は何?
そもそも、電動ドライバーの使用目的は何でしょうか?
カラーボックスのようなお店で購入した組み立て家具を組み立てたいのか?
ちょっとしたDIYで、ウッドデッキを組んでみるとか、鉄板の穴明や固めの木材にビスを打ち込みたいなどの作業をしたいのか?
などなど、こういった使用内容によって、またドライバーの種類が変わってきます。
使用目的ごとでの電動ドライバーの選び方
まず、カラーボックスのような市販の組み立て家具を組み立てるというのが主な使用目的なら、電動プラスドライバーか、安価な充電ドリルドライバーで十分です。
⬆️見てのとおり、手回しのドライバーの形状で、ボタンを押すと電動で動くタイプのことです。
手回しでもそのまま回せるので、力のいらないちょっとしたネジを回すというのに適したものです。
パワーは正直強くはありませんが、それでも手回しでするよりはるかに楽ですし、カラーボックスのようなあらかじめ下穴が空いており、そこにネジを回すとかだけなら、この工具で十分でしょう。
それから、いちばん安価なドリルドライバーでもいいと思います。
大抵、簡単なプラスやドリルの刃、六角ビットなどとセットになってるいかにも初心者向けのドリルドライバーがありますので、それでいいかと思います。
⬆️例えば、こんな感じの商品です。
価格帯としては、3000円~6000円くらいのものです。
さまざまなメーカーが出してますが、性能そのものは、極端な差はありません。
次に、ウッドデッキを組むなど一から穴明する、長めのビスを打ち込んでいく作業をするとかなら、ある程度のパワーのあるドリルドライバーやインパクトドライバーですかね。
このような作業をする場合、必要となるのがパワーです。
ある程度のパワーのあるドリルドライバー、またはインパクトドライバーでないとウッドデッキを一から作るような作業には賄えません。
といった感じで、今必要な目的、使用頻度、今後の使用目的なども考えてどの程度のドライバーにするか決めていきましょう。
電気式と充電式があるけど、どっちがいい?
電気式、充電式とありますが、それぞれメリット、デメリットがあります。
まずは、電気式について。
電気式のメリットは、常に一定のパワーで長時間作業が可能で作業途中でのパワーダウンや電池切れの心配はありません。
電気式のデメリットは、コンセントつまり電源が確保できていないと作業ができないところですね。
でも、延長コードや電工ドラムを利用すれば、その問題は解消はされます。
次は充電式について。
充電式のメリットは電源がいらないため、どこでも持ち運び可能。
屋内だろうが屋外だろうが気にせず作業ができるがとてもいいところですね。
充電式のデメリットとしては、使っていくうちにパワーダウンしてきますし、電池切れを起こし充電している間は作業がすすまないということも。
なので、充電式の場合は、予備の充電パックがあると安心ですね。
電気式、充電式についても以上の特徴を踏まえた上、自分の使う環境も考えて選ぶようにしましょう。
ボルト数がドライバーのパワーの目安となる
次に、ドライバーのパワーについてですが、いったい何を目安にしたらいいのか?
それは、(v)ボルト数ですね。
トルクや回転数などの数値も目安にはなりますが、すぐにわかるのはこのボルト数ですかね。
はじめの方で紹介しました電動プラスドライバーや電動ドライバーあたりのボルト数は3.6vあたりになります。
カラーボックスの組み立てやちょっとしたネジを締め程度などでしたら、この3.6vくらいの電動ドライバーで十分でしょう。
家庭用で本格的にDIYするのに十分な(v)ボルト数の目安は12vか14.4vあたりあれば十分ですね。
価格帯を見ると、だいたい1~2万円くらいでしょうか。
逆に18vまではいらないですね。18vは職人向けといっていいでしょう。
価格帯も3~5万円くらいしますので、一般人向けではありません。
そんななかでも私のオススメとしては、12vまたは14.4vのインパクトドライバーです。
ドリルドライバーとインパクトドライバーの違いは、ドリルドライバーは大抵、ダイヤルがついていて、数字の大きさでパワーを調節できます。
ビスの太さや長さ、打ち込む材料の固さなどによって調節することで、ビスを打ち込みすぎたなどの破損を防ぐことができます。
インパクトドライバーは、ドリルドライバーのような強弱つけられるダイヤルはついていないものの、トリガーの引き加減で微調節が可能、さらに固い相手の場合は、打撃を加えながらねじ込む機構がついており(これがインパクトドライバーの名前の由来です)、ドリルドライバーよりパワフルだと言えます。
操作に慣れると、インパクトドライバーが使い勝手がよく、ガンガン作業がはかどります。
私も仕事で使うことがありますが、長年試してみた結果、個人的には
マキタの14.4vインパクトドライバー
がいちばん使い勝手がいなと思います。
充電パックの数にも気をつける
あと、充電パックの数も見ておいた方がいいです。
そこそこのスペックがあるのに変に安いなと思う商品があったりしますが、実は充電パックが1個だけだからという場合もあります。
長時間作業する必要がある、かなりの本数のビスを打つなどの場合、予備の充電パックがほしいところです。
そうでないと、充電パックの電池切れを起こした場合、充電するあいだ作業が止まってしまいます。
予備の充電パックがあれば、ひとつを充電しつつ、作業が可能になるので、そこそこ長時間作業がある場合は、必ず充電パックが2個付属しているものをえらびましょう。
できれば、実演機を試し打ちもしておきましょう!
ある程度ほしいドライバーが固まってきたら、店頭にある実演機(おそらく、あるのとないのがありますが…)を、必ず試し打ちをしてみましょう。
そうすることで、パワーの感覚や使用感もわかります。
メーカーやパワーの違いなど、明らかに違いがわかります。
それとパワーだけでなく、握ってみたときの使いやすさや重さなども確認してこれなら合うというものを選びましょう。
まとめ
電動ドライバーといってもいろんな種類があります。
選び方としては、
- 主な使用目的はなにか?
- 使用頻度はどれくらいか?
- 購入予算はいくらか?
まず、以上の条件を確認した上で選んでいきましょう。
そして、お試しができるなら必ず試し打ちして扱いやすいかどうか、パワーはこの強さでいいかなども確認した上で購入すれば、間違いなく自分にあったドライバーが手に入ります。
というわけで、以上の私がお伝えしたことを踏まえて、お近くのホームセンターへ行ってみてください。
あとは、実際に見て、さわってみて体感してみてください。
かならず、自分にあった電動ドライバーが見つかるはずです。
それでは。